安定した計測・出力制御を、
ワンパッケージでサポート。

計測・制御パッケージシステム

エフエルポッド

特長Point

FL-PODとは、小型計測端末「DataCube3」とネットワーク機器をベースとし、
計測やPCS出力制御(※)、サージ対策などの機能をパッケージングした製品です。
※各電力会社の出力抑制制御仕様である「出力制御スケジュール(単方向通信)方式」による制御を採用しております(2018年5月現在)。

出力制御を万全な体制で

計測・監視・出力制御に必要な機能を収納

FL-PODは、計測と制御機能を搭載した「DataCube3」をはじめ、計測データを遠隔地で監視するための「ルーター」や雷サージによる機器の損傷を防ぐ「SPD(避雷器)」など、計測・監視・出力制御を安定稼働させるために欠かせない機器を盤に収納します。

※1MW以下の発電所を対象としたパッケージシステムのため、1MWを超える案件の場合は別途ご相談ください。

豊富なパッケージ構成

盤の材質は、設置環境に合わせて鋼板とプラスチックから選択可能です。更にシリアル通信/Ethernet通信にも対応しており、AD変換器の追加も可能です。

弊社オリジナルのパッケージパターンから、お客さまのご要望に沿った構成をご提案いたします。

現場の設置工事が簡単

現場で設置作業は、主に電源線・信号線のつなぎ込みのみです。また、盤内配線まで済んでいるため、配線ミスによるトラブルなどを防ぐことができます。

収納機器は余計なものを入れず、運用後のことも考慮したレイアウトで取り付けているめ、設置後の交換やメンテナンスが効率よく行えます。

落雷時の故障率を低減

太陽光発電設備は、落雷による故障被害が年々増加傾向にあると言われています。
落雷が発生した場合、太陽光発電設備は数多くの機器がケーブルで繋がれているため、 雷が直撃しなくても誘導雷によって機器の損傷や故障する危険性があります。

出力制御スケジュール(単方向通信)方式では、PCSと出力制御ユニット間の通信が途切れた場合、 PCSは発電出力を停止することが義務付けられております。 そのため、売電機会の損失を最小限に抑えるためにも通信や出力制御ユニットの故障を低減させる対策が重要となります。

SPD(避雷器)なし

落雷発生時、誘導雷の影響により機器が損傷し、通信が途切れる可能性があります。

SPD(避雷器)あり

FL-PODは盤内にSPD(避雷器)を搭載可能。落雷発生時の誘導雷から盤内機器を守ります。

システム構成System

FL-PODの構成イメージ

FL-PODに搭載した出力制御ユニットDataCube3でPCSの計測や出力制御を行えます。
FL-Base(※1)をご契約いただくことで、遠隔地から設備の稼動状態や故障状況などの設備情報を監視できます。 また、DataCube3のアップデートやトラブル調査などのネットワーク回線サービス(※1)もご用意しております。
FL-Baseの他、日射・気温計などの気象センサー(※2)も併せて手配可能です。
(※1)オプション対応となります。 (※2)気象センサーを測定するためには、別途計測機器が必要となります。

仕様Spec

システム仕様

計測可能信号種類 RS-485、アナログ4-20mA(※1)、Ethernetなど
サンプリング間隔 6秒~
データ保存間隔 1分~(※2)
データ保存可能年数 [本体内蔵メモリ] 10年(主要項目1時間値) [USBメモリ 4GB] 5年(1分値)
CSV出力 [USB] 1分値(自動)
期待寿命 [本体] 10年 [USBメモリ] 5年
対応可能パワコン 産業用パワコン(対応可能なメーカー・型式は別途お問い合わせください)
ネットワーク対応 LTE/3G対応モバイルWiFiルーター
(※1) 2系統計測はオプション対応となります。 (※2) データの種類により、積算・平均・直近採用などの集計を行い、1分値と1時間値のデータを保存します。

機器仕様(FL-POD)

外形寸法
  • [プラBOX]
    W:526mm × H:201mm × D:521mm
  • [鋼板BOX]
    W:590mm × H:200mm × D:500mm
重量 約5.8kg (※3)
入力電源 AC100~240V
消費電力 13W(MAX) (※3)
使用温度範囲 -5 ~ 50℃
温度保存 -20 ~ 65℃
(※3) 内部機器の組み合わせにより変動します。